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新入園・新入学児を迎える「はじまりの式」で、谷川俊太郎さん作詞の校歌を歌う義務教育学校「学び舎(や) ゆめの森」の子どもたち。歌の最後には子どもたちが「やぁー」と言って手を上げる=2024年4月8日午前10時43分、福島県大熊町、滝口信之撮影
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 13日に92歳で亡くなった詩人の谷川俊太郎さんは、校歌の作詞も多く手がけてきたことで知られる。

 2008年に発行された「ひとりひとりすっくと立って 谷川俊太郎校歌詞集」のまえがきでは「私は資料を読み、先生方や生徒たちが校歌に何を求めているのかを取材した上で、その学校に対する自分の考え、イメージなどを言葉にしていくのですが、そこにはおのずから自分の学校観、教育観も入ってきます」「私はこれまでに百数十の校歌を作詞してきましたが、始めのうちは無自覚に書いていた校歌の歌詞に、ある時期から自覚的にとりくむようになりました」などと記した。

「この故郷に根を張って」

 東京電力福島第一原発事故が…

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